Geforce GTX750Tiの分解

不要になったGTX750Tiを捨てようと思った時に、そのまま可燃ゴミとして捨ててしまうとヒートシンクに使われているアルミがもったいないのではと感じました。(アルミを精錬するには多大な電力を消費するようですし...)
そこでGT750Tiを分解して、ヒートシンクを中心に金属部分は資源ゴミとして廃棄した際の分解手順となります。

今時GTX750Tiを使っている人はほぼ居ないと思いますが、ヒートシンクの掃除や熱伝導グリスの塗り替えなどを検討されている方には参考になるかもしれません。

材料

  • GALAXY製Geforce GTX750Ti
    • 職場で長年使っていたCore-i7 4790のマシン(Haswell世代!)はグラフィック性能が低かったので、こっそり職場に持ち込んで付けていたGPUです。
    • 最初は確かGeforce GT730を使っていましたが、この先代のグラボと比べるとかなり性能に差があると感じました。
  • 精密ドライバー
    • 100均で買えるような安物でも大丈夫だと思いますが、ネジ穴が滑りやすいものがあったので、ドライバーのサイズをしっかり合わせた方が良いと感じました。
  • アルコールのウェットティッシュ
    • ヒートシンクにベッタリとくっ付いた熱伝導グリスを拭き取るのに使いました。
    • 作業の後半では、精密ドライバー以上に活躍したかもしれません...

作業1

最初にファンに繋がる電源ケーブルと、VGA/DVI/HDMIの端子に繋がるケーブルを外します。
ケーブルの端子が取り外しにくい時は、ラジオペンチで掴んで外すのが良いかもしれません。

作業2

次に基板上に付いているヒートシンクの固定ネジ(4ヶ所)を外します。
ヒートシンクとGPU本体との間の熱伝導グリスが固着している可能性がありましたが、この時は楽々外せました。

作業3

GPUとヒートシンクに付いている熱伝導グリスをウェットティッシュで除去します。
熱伝導グリスが手に付くと落とすのが面倒なので、ヒートシンクを外したらまず熱伝導グリスを除去しました。

ちなみにGPUに書かれている「GM107」とは、GPUのチップの開発コードのことらしいです。

作業4

ヒートシンクの上に付いているカバー(※これも金属製)を外して、次に冷却用ファンを外します。
最初はヒートシンクが綺麗だと思いましたが、カバーを外すと埃がそれなりにあることが分かりました。

作業5

ここまでの作業で、ヒートシンクとヒートシンクのカバーが資源ゴミとして回収できますが、最後にブラケットの金具を外します。
これで3つの部品を資源ゴミとしてリサイクルすることができました(^_^)v

まとめ

ネジを外すのは簡単でしたが、熱伝導グリスを除去するのに少々苦労しました。
グリスが完全に固まっていれば削るようにして除去できたかもしれませんが、今回の個体ではそれなりに粘度のある状態だったため、頑張って拭き取るしかありませんでした。